【システムアーキテクト試験】おすすめ参考書と勉強法を紹介!

システムアーキテクト試験 おすすめ参考書と勉強法を紹介!

こんにちは、ぷくです!

みなさんは、IPA高度試験のシステムアーキテクトをご存知でしょうか。

システムアーキテクト試験は、システム開発の上流工程を遂行するための知識や実践能力が問われる試験です。

システムエンジニアやITコンサルタントとして働いている方の中には、取得を目指している方も多いかと思います。

今回は、そんなシステムアーキテクト試験のおすすめ参考書や勉強法について紹介します。

ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

こんな方におすすめ
・システムアーキテクト試験を受験予定の方
・どの参考書を買っていいか迷っている方
・勉強法が分からなくて困っている方

システムアーキテクトとは

システムアーキテクト試験とは、経済産業省が認定する国家試験「情報処理技術者試験」の区分の1つです。

情報処理技術者試験の区分の中では最上位に位置する高度試験の1つとなっています。

合格率は13%前後で、難易度は高い試験と言えるでしょう。

しかし、受験資格は特にないので、どなたでも挑戦することができます。

試験時間・内容

システムアーキテクト試験では、午前午後に2つずつ計4つの試験があります。

出題内容は午前は選択式(四肢択一)で午後は記述問題と論述問題となっています。

試験時間は4つで合計300分と非常に長時間の試験になります。

午前I午前II午後I午後II
試験時間50分40分90分120分
出題内容選択式選択式記述式論述式

午前I試験の免除制度

IPAの高度試験では、午前試験Iの免除制度が設けられています。

免除制度を利用するためには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。

免除制度の利用条件 (※いずれか1つ満たせばOK)

・応用情報技術者試験に合格

・情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格

・情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績を取得

また、上記の条件を満たしてから2年後の同時期試験まで、何度でも一部免除を申請することが可能です。

午前試験免除期間
午前試験免除期間

免除制度については、以下のページに詳細が記載されておりますので参考にしてみてください。

ちなみに私は、午前免除制度を利用することを強くおすすめします。

長時間にわたる試験時間を短縮できるのと、午前I試験の勉強時間を削減できるからです。

IPAの試験に初挑戦される方や免除制度を利用して効率的に勉強したい方は、まず応用情報技術者試験を取得し免除制度を利用してシステムアーキテクト 試験に臨むことも1つの手かと思います。

私自身も応用情技術者試験に合格してから、免除制度を利用しシステムアーキテクト試験に合格しました。

応用情報技術者試験については、おすすめの勉強法と参考書を紹介していますので、参考にしてみてください。

合わせて読みたい

応用情報技術者試験 おすすめの勉強法と参考書2選を紹介 【応用情報技術者試験】おすすめの勉強法と参考書2選を紹介!

おすすめの勉強法

午前試験

午前I・午前IIの試験は、選択問題(四肢択一)です。

問題数は午前Iは30問、午前IIは25問となっており、合格基準点はどちらも60点です。

午前Iでは高度試験に共通に必要とされる知識が問われ、午前IIでは受験する試験に関するより専門的な知識が問われます。

午前試験のおすすめ勉強法は、過去問をたくさん解くことです。

午前試験では、過去問と同じ問題がそのまま出題されることも多いです。

過去問をできるだけ多く解き、間違えた問題は繰り返し確認するようにしましょう。

IPA公式の過去問掲載ページを見たい方は、以下から確認してみてください。

午後試験

午後試験は午後Iは記述式、午後IIは論述式と試験内容が異なるので試験対策を分けて紹介します。

午後I (記述式)

午後Iの試験では、4問ある記述問題のうち2問を選択して回答します。

合格の基準点は、午前試験同様60点です。

午後Iも午前試験同様、過去問をベースに試験問題に慣れることをおすすめします。

午後Iの試験の特徴は、問題文がとても長いことです。

国語の長文問題のようなイメージです。

時間内に2問の長文問題を解くことは、時間配分などの慣れが必要です。

そのため、実際の試験同様に時間を測って問題を解くことをおすすめします。

午後II (論述式)

午後IIの試験では、3問ある論述問題のうち1問を選択し論文を作成します。

各問の中に小問が3つあり、それぞれ指定の文字数で論述します。

論述試験攻略のポイントは、タイムマネジメントと論文設計です。

論文設計とは、論文の構成や内容などのアウトラインを設計することです。

設計を行わずに書き始めてしますと、つじつまが合わなくなってしまったり、字数不足あるいは超過してしまう可能性が高くなります。

また、120分で小問3つを論述する必要があるため、論文の手直しが多くなると全ての小問を論述できなくなります

午後IIの試験対策では、過去問を使用して論文設計と時間内に論述する練習をすることをおすすめします。

次の章でおすすめする参考書は、論文設計の方法が詳しく書かれているので、参考書購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

おすすめの参考書3選

システムアーキテクト試験対策でおすすめする参考書を3冊紹介します。

私も実際に購入し使用したおすすめの3冊です!

情報処理教科書 システムアーキテクト / 翔泳社

まずは、翔泳社の「情報処理教科書 システムアーキテクト」です。

この参考書では、特に午後問題の解説が豊富で、問題の解き方や解説が充実しています。

また、厳選された午前問題が100問掲載されており午前問題対策にもなります。

過去問題の分析がとても丁寧にされていて、自分の苦手な分野や得意な分野を把握するのにとても役に立ちました

ALL IN ONE パーフェクトマスター システムアーキテクト / TAC出版

続いては、TAC出版の「ALL IN ONE パーフェクトマスター システムアーキテクト」です。

資格取得の専門学校であるTACが出版しているだけあって、記述問題・論述問題の回答テクニックが詳しく記載されています。

論文設計の方法や例が丁寧に解説されているのもポイントです。

また、試験範囲のキーフレーズの解説が豊富なため、教科書として使用することもできます。

システムアーキテクト合格論文の書き方・事例集 / アイテック

最後は、アイテックの「システムアーキテクト合格論文の書き方・事例集」です。

上の2冊とは違い、午後IIの論述試験専門の参考書になっています。

この参考書の1番のポイントは、圧倒的な論文サンプルの多さです。

論文に書き慣れていない方、回答するためのネタを探したい方にはおすすめの1冊です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、IPA高度試験のシステムアーキテクトのおすすめの参考書と勉強法について紹介しました。

IPAの高度試験は年に1回しか開催されないため、受験できる機会を大切にしたいですよね。

今回の記事が、少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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